第1802号(2004年1月19日)の内容

<1〜3面>
日本国軍のイラクへの出動断固阻止! 賃金切り下げ粉砕・一律賃上げ獲得!
ネオ・ファシズム反動に抗して〇四春闘を戦闘的に推進せよ

 中央労働者組織委員会

<4面>
世界一過酷なトヨタの搾取方式

<5面>
「武生松下」の全員解雇攻撃

<6面>
1・23天皇来沖を許すな
◆うた 日本軍出兵前夜
教基法改悪反対集会(12・23 日比谷)

<7面>
空自先遣隊派遣阻止に決起
12・25那覇/12・20―26札幌/12・23小松
大阪平和人権センター集会(12・19)
「連合福岡」集会(12・14)

<8面>
年頭の決意〈3〉
中国/金属/重工業/東京地区

「週間日誌」は6面に掲載します
「解放」最新号


































 

    


日本国軍のイラクへの出動断固阻止! 

賃金切り下げ粉砕・一律賃上げ獲得!

ネオ・ファシズム反動に抗して〇四春闘を戦闘的に推進せよ

中央労働者組織委員会
 


 二〇〇四年春闘において、わが革命的・戦闘的労働者には、賃金闘争を左翼的に推進することと同時に、労働貴族どもによる闘争抑圧に抗してイラク反戦闘争を戦闘的に組織化することが問われている。

T 米英のイラク軍政破綻と日本国家の出兵
U 破産した小泉式「構造改革」と深まる日本経済の危機

「景気回復」という政府の虚構
 昨秋の総選挙のころから小泉政権は、日本経済の景気回復は「構造改革」の成果だ、などと吹聴してきている。およそ労働者・勤労人民の生活実感とはかけはなれたところの、小泉のとりまきブレーン以外は誰も信用するものがいないと思われることが喧伝されている。「企業業績の改善」と日本の株式の上昇がことさらに強調されている。だが、前者は日本経済の危機の深刻さを逆にうきぼりにしている事態のひとつでしかないのであり、後者は日米両国の権力者が、日本の総選挙を前にして親米派政権の存続をはかるために(自民党を勝利させるために)たくみに演出した事態にほかならない。

(中略)

日本経済を奈落の底≠ノ突き落とした竹中流「構造改革」
 竹中=小泉式の「構造改革」という名の経済・財政・金融・社会・労働諸政策の具体化は新自由主義のイデオロギーと「理論」で基礎づけられたそれであるがゆえに、売国的$ォ格がますます色濃く刻印され、日本経済の危機はいよいよ深刻化せざるをえない。そして経済的矛盾のしわよせはすべて労働者人民に転嫁されてきており、さらにこの事態が加速されようとしている。
 <連合>の労働貴族や「全労連」のスターリニスト幹部による経済的諸課題をめぐる闘争歪曲・闘争放棄によって、右にみたような諸事態は許されている。
 このような屈辱的現実をくつがえす力をもっているものはひとりわが革命的・戦闘的労働者のみである。
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世界一過酷なトヨタの労働者搾取方式

松代秀樹



 トヨタの「期間従業員」として採用されることが内定し自動車工場の寮に到着した労働者たちは、健康診断と体力測定を受ける。「身長、体重、体脂肪率、視力、聴力、握力、背筋力、レントゲン、尿検査、血液検査、心電図、問診、指の動き、バランス感覚、足の裏」などなど。その結果、「約一割の人が、工場に一歩も足を踏み入れることなくトヨタから去っていく。」(伊原亮司『トヨタの労働現場』桜井書店)
 これから働かせることになる労働者たちをトヨタの会社当局者がこのように徹底的に検査するのはいったいなぜなのか。それは、過労死・突然死・事故死・うつ病・うつ病や過労にもとづく自殺などの発生を未然に防ぎとめるために、あらかじめ強靭な心身を持った者だけを雇うようにするためであり、雇った労働者たちを彼らがその体力でもってかろうじて持ちこたえることのできる仕事にふりわけるためなのである。
 それでも若くして命を絶たれ絶つ労働者はあとを絶たない。しかも、こうしたことが明るみにだされることはない。
 今では労働者たちはみずからの一挙手一投足を、工場内のいたるところに取り付けられた監視カメラによって監視されている。それほどまでに、トヨタの労働者たちは過酷な労働に苦しめられているのである。
 今日のトヨタの栄光なるものは、こうした労働者たちの犠牲のうえに、彼らの生き血をすすって築き上げられているのだ。

以下、見出し
1「改善」のための専門集団
2トヨタ式「カイゼン」は労働強化をもたらさないのか
3トラブルへの対処の方式
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空自先遣隊派遣阻止に各地で決起


12・25 空自那覇基地に怒りの拳――沖縄平和運動センター緊急集会
〇三年十二月二十五日、那覇市小禄(おろく)の航空自衛隊那覇基地ゲート前において、沖縄平和運動センター主催の自衛隊イラク派遣に反対する緊急集会がおこなわれた。
ゲート前に「イラク派兵阻止!」の声響く(03年12月25日、空自那覇基地)


12・20 陸自総監部に弾劾の嵐――道共闘が札幌で勇躍決起

〇三年十二月二十日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生たちは陸上自衛隊北部方面総監部にたいする抗議闘争に決起した。
「北海道からの出兵を許さないぞ!」(12・20、北部方面総監部前)


12・26 自民党道連に抗議闘争
大粒の雪をも融かす熱き抗議の声(12・26、自民党道連前)


12・23 金沢大生小松基地前を席巻

金沢大学のたたかう学生たちは、石川・小松基地からの空自隊員のイラク派遣を断固として阻止するために、現地抗議闘争に決起した。
小松基地からの空自隊員派遣に断固抗議(12月23日)


「連合福岡」集会(12・14)

〇三年十二月十四日、福岡市で「連合福岡」主催のもとに「自衛隊のイラク派兵反対 12・14福岡集会」が開催された。わが同盟は、集会に結集した一五〇〇名の労組員に、改憲を尻押しする「連合」指導部をのりこえてたたかうべきことを訴え、この日の闘いを戦闘的にたたかいぬいた。
わが同盟の檄に応えシュプレヒコールをあげる労働者(12・14、福岡市)
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