第1800号(2004年1月1日)の内容

<1〜4面>
暗黒の21世紀を突破せよ
現代の宗教=民族戦争の悲劇を打ち砕け! イラク軍政=CPA打倒のために!
日本国軍のイラク出兵を阻止せよ


<4面>
イギリスとウクライナから寄せられた共感の手紙

<6〜7面>
新春オムニバス巨編
鉤十字に明日はない


<5面>
日本国軍隊のイラク出兵を絶対に阻止せよ
ブッシュの恫喝=外交官虐殺に活を入れられた小泉政権


<8〜9面>
小泉=竹中式「構造改革」の壮絶な破産
労働者・人民への犠牲の強要を許すな

<10〜11面>
年頭の決意
関西/沖縄/東海
全逓/電機/教労/神奈川

<12面>
写真特集 2003燃えあがる反戦の炎
「解放」最新号






















 






















    



 暗黒の21世紀を突破せよ


現代の宗教=民族戦争の悲劇を打ち砕け!

イラク軍政=CPA打倒のために!

日本国軍のイラク出兵を阻止せよ


ニューヨーク・ブロードウェイに真紅の全学連旗―二〇〇三年三月二十二日
 米英連合軍暫定占領当局と駐留米軍司令部が、サダム・フセインを十二月十三日午後八時半(現地時間)にイラク中部ティクリート近郊の農村アッドールにおいて拘束した、と発表した。わずか二名の護衛をつけただけで七五万ドルの資金をかかえて農家の狭い穴蔵にひそみ、米軍特殊部隊に摘発されるや抵抗もせずに「取り引き」をもちかけた「独裁者」の「惨めな姿」などという談話が、サダム・フセインと目されたヒゲだらけのやつれた男の映像とともに、全世界に発信された。――米軍は厳重な報道管制をしき、現時点(十二月十七日)までDNA鑑定の結果を公表していない。
 イラク駐留米軍は、十一月以来のムスリム人民の総蜂起的な反米レジスタンスにたいする報復のために、スンナ派三角地帯において、「アイビーサイクロン2」と銘うった空爆・戦車砲撃などによるゲリラ掃討戦という名の人民皆殺し作戦を狂乱的に展開してきた。まさにこのただなかにおいて、サダム・フセインの摘発・拘束のための作戦が仕組まれ、その「奏功」が世界中に発信されたのである。
 この事態を転機としてイラクをめぐる情勢は新たな局面に突入した。「一超」軍国主義帝国の最高権力者ブッシュは、「サダムの道〔=独裁〕の終わり」を誇らし気に宣言しイラク人民に「自由の側につく」べきことを宣告するとともに、「対テロ戦」の継続・強化を表明した。植民地主義まるだしの軍事占領支配をなお継続する意志をむきだしにしたヤンキー帝国主義権力者のこの表明は、イラク・中洋イスラム圏諸国人民の憎悪と怒りの炎に油をそそいでいる。ムスリム人民は十一月蜂起を引き継いで反米反占領のゲリラ闘争の炎を一段と激しく高く噴きあげるにちがいない。
 イラク情勢のこの激動のさなかにおいて、日本帝国主義権力者・小泉政権は、イラク派兵を強要するブッシュ政権に促迫されながら、破綻した米占領軍政を支えるために、自衛隊という名の日本国軍をイラクに出動させることを決定した。このネオ・ファシズム政権は、日米安保同盟を絶対的基礎に、米・英とのハーケンクロイツ同盟の一員たるにふさわしく「イラク復興支援」の名のもとに「対テロ戦」に参戦するとともに、これを土台にして憲法改悪の強行へと突進しようとしている。
 今こそわが革命的左翼は、米占領軍政打倒のためにたたかうムスリム人民と連帯して、イラク反戦・反安保・反小泉ネオファシズム政権の闘いの爆発をかちとるのでなければならない。自衛隊のイラク派遣反対を口にしながら「対テロ戦」に唱和し改憲策動に呼応する民主党・「連合」指導部の犯罪性を暴きだせ!「国連中心のイラク復興」を空叫びする日共系および社民党系の既成反対運動をのりこえ、全世界にわが革命的反戦闘争の炎を波及させよ! 二〇〇四年の節目を迎えるにあたって、わが革命的左翼は決意も新たに奮闘するのでなければならない。

以下、見出し
T米占領軍の敗北―反米ゲリラ闘争の高揚
A日本国軍のイラク出動
B反米ゲリラ闘争の激烈化
十一月蜂起≠フ奏功
サダム軍残党とムスリム急進主義勢力の共闘
C「主権移譲」の欺瞞
狂気に駆られたゲリラ掃討戦
権力奪取をめざすシーア派
軍政破綻の必然性


U「一超」軍国主義帝国のあがき
Aブッシュ政権内の確執
政策的諸対立の噴出
B軍事同盟再編をめぐる対立


V二十一世紀世界の構造的激変
A「イラク復興」をめぐる米欧対立とアメリカの対外政策の修正
B〈三極〉角逐の激化

アメリカ「友邦同盟」の危機
〈仏独露連合〉の揺らぎ
〈第三極〉中国の諸矛盾の激成
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イギリスとウクライナから寄せられた共感の手紙


 宗教=民族戦争の暗雲におおわれた二十一世紀世界を、その根底から覆す力を鍛えあげつつ前進しているわが革共同・革マル派、このわが組織に、連帯を求める手紙が世界各地から寄せられている。その手紙の中から、イギリスおよびウクライナから届いた手紙を、同志諸君に報告する。(以下略)
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新春オムニバス巨編―鉤十字に明日はない

さあさ、みなさんお待たせしました
全七幕の大活劇
歴史に残る名画でも
演ずるは二十一世紀(いま)の迷役者

第一幕は西欧戦線
国連の華の幻想(まぼろし)に
延ばした腕と飛びちる弾丸(たま)
昔の悲劇も今では喜劇

さて第二幕は今ツァーリ
KGB(かみ)を畏れぬ不逞(ふてい)のやから
銃殺命じたその時に
「兄弟! 誰を撃つのだ?」

最悪皇帝第三幕
資本家是好市場大好
有人衛星有頂天
足下動揺人民決起

第四幕はベトナム・ジャングル
Don’t walk away!「オレを助けろ」
両手のばしてジタバタ・ラムズ
事情(わけ)も分らず真似するバカ

ガオー ドカーン ドドドドド
ついに醒めたる水爆怪獣
翼賛国会ネオファシズム
一撃のもとに吹きとばせ

カスバにこだますアラーアクバル
アラブの誇りとイスラームの熱情(ハマス)
われとわが身を武器にかえ
今十字軍に投げつける

核軍事力を盲信し
仏独を切り国連捨てて
「生き残れるは我ひとり」
妄想もろともイラクに没す

新世紀覆う戦雲を
破る力はいずこにありや
そは銀幕の彼方にやあらず
<いま・ここ>に
創るぞわれらが反戦インター
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日本国軍隊のイラク出兵を絶対阻止せよ

ブッシュの恫喝=外交官虐殺に活を入れられた小泉政権

 イラク占領支配の破綻にあえぐブッシュ政権が小泉に派兵の決断をうながすために強行した日本人外交官二名の意図的虐殺。――このアメリカ帝国主義権力者の最大級の恫喝に縮みあがった小泉は、ついに自衛隊=日本国軍隊の戦地イラクへの出兵を決定した。十二月二十六日には空自先遣隊が小牧を飛び立ち、一月から二月にかけて陸海空の大部隊が現地にのりこもうとしている。
 「ハーケンクロイツ同盟」の一翼を担うにふさわしく、ブッシュのイラク軍事支配=イラク人民にたいする暴虐への軍事的加担に手を染め、平和憲法≠最後的に亡きものにする小泉政権のこの暴走を、絶対に許してはならない。<イラク派兵阻止! 改憲阻止! 小泉ネオ・ファシスト政権打倒!>のために、いまこそ労働者・学生・市民の総力を結集してたたかいぬこうではないか。

以下、見出し
日本国軍隊の戦地への派遣

日本人外交官殺害は小泉政権に決断を迫るためのブッシュ政権の謀略だ!

「追悼」キャンペーンをテコに派兵・改憲に突進

「追悼・派兵」宣伝にのみこまれる日共中央を弾劾して闘おう!
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小泉=竹中式「構造改革」の壮絶な破産

労働者・人民への犠牲の強要を許すな!

 「聖域なき構造改革」「財政再建なくして景気回復なし」「改革に痛みが伴うのは当然」などと、すでに使い古されたこれらのキャッチコピーを今なお叫び立てながら、首相小泉が金融担当相・竹中平蔵を使っておしすすめてきている「行・財政改革」なるもの。労働者・人民に「痛み」を強制しつつ小泉と竹中が主導しているこの「改革」の反動的内実と悲惨な結末は、いまや余すところなく明らかとなった。ブッシュ政権(アメリカCIA)による日本人外交官二名の意図的銃撃・虐殺に強制されて、イラクへの日本軍隊の派遣を決断≠ウせられた小泉。この小泉が、竹中とともに推進している「構造改革」諸政策の強行的実施と、それにも助けられつつ、デフレ不況にあえぐ資本家どもが「企業再構築(リストラクチャリング)」を掲げてうち下ろす諸攻撃のもとで、日本の労働者・人民の労働苦と生活苦は、極限にまで達している。

以下、見出し
T小泉「改革」の惨状
足利銀行の「一時国有化」の強行
「道路公団改革」「郵政民営化」をめぐる激突
福祉・教育の財政基盤を破壊する「税財政三位一体改革」
年金制度の瓦解と大増税の嵐

U「改革断行」を大義名分とした大増税攻撃粉砕!
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写真特集 2003燃えあがる反戦の炎

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