第1755号(2003年2月10日)の内容

<1面>
ブリクス報告をタテとした米英のイラク侵略を許すな!

「もんじゅ設置許可は無効」
高裁逆転判決かちとる!  1・27

わが同盟の二〇〇三年春闘スローガン

<4〜5面>
「新しい公共・技術立国」を掲げた国家主義・能力主義の前面化
教基法改定のための中教審中間報告

Topics 「連合」指導部が自民党候補支援を検討

<2面>
全世界に轟け 反戦の谺
参戦阻止!「おおすみ」訓練阻止に起つ(1・19―20名古屋) 
米総領事館を包囲(1・18札幌)

ロシアから全学連に共感の手紙
国連査察委報告の欺瞞
ブリクス報告に沈黙する日共を弾劾せよ

<6面>
老朽・損傷原発の運転継続のための「原発維持基準」の導入弾劾!
◆鹿大祭/愛大祭

<7面>
「命どぅ宝の思想」とは?
現状分析と情勢分析との違い

<8面>
「ばかっ話」とバカにできぬ これが一番おもしろい
ほとばしりでる熱情を体感

<3面>
万華鏡2003――情勢の断層を読む
ネオ・ナチズムの岩盤
戦いは続く
角界の国際化
将軍さま≠烽ィ怒り
フラチなリベンジ

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号

 






























































    

ブリクス報告をタテとした米英のイラク侵略を許すな!
国連依存主義の破産を暴き革命的反戦闘争の奔流を!

 すべての労働者・学生諸君!
 米英帝国主義権力者によるイラク侵略戦争を阻止しうるか、否か。われわれは、今、いよいよ決定的な正念場を迎えている。
 一月二十七日に国連安保理でおこなわれた対イラク査察報告は、イラクによる大量破壊兵器製造の「決定的証拠」をしめすことができなかった。エルバラダイ(IAEA〔国際原子力機関〕事務局長)は、「あと数ヵ月でイラクに核兵器開発計画が存在しないことを証明できる」、と報告した。アメリカ権力者の尖兵たるブリクス(UNMOVIC〔国連監視検証査察委員会〕委員長)でさえ、イラクの協力によって委員会が希望した大統領関連施設をふくむあらゆる場所を査察したうえで、「決定的証拠」がないことを認めざるをえなかった。
 一月十八日には、ワシントンの二〇万人集会を先頭に、世界三十ヵ国二〇〇万人の労働者・学生・市民がイラク攻撃反対の国際統一行動に決起した。この反戦運動の高揚にも規定されて、EU諸国権力者たちは動揺しつつアメリカの「単独行動主義」にたいする反発を増幅させている。これらの事態に追いつめられた現代のヒトラー=ブッシュは、政権内部の対立をも露わにしながら、当初構想していた一〜二月中の戦争開始というプランを修正せざるをえなくなっている。
 見よ!「できの悪い映画の再上映は沢山だ」と言いながら、査察期限の延長に同意したブッシュの憔悴しきった顔つきを。見よ! 一度は秋まで開戦を延期するべきではないかともらしていたブレアの動揺ぶりを! 戦争遂行パラノイアどもは、国際的非難の高まりに決定的な動揺を露わにし、対イラク先制攻撃=速戦勝利の野望が頓挫する窮地に追いこまれている。
 そうだからこそ彼らは、さらに卑劣な手段を弄して、あくまでイラク侵略戦争に突入しようとしている。
 見るがいい。ブリクスの報告は、イラクの大量破壊兵器開発の物証を何ひとつとして明らかにすることができなかったことを逆に「イラクの非協力」のせいにし、このことをもって「国連決議違反」と見なすのだ(二面記事参照)。米英の帝国主義権力者は、このような報告をもって、全世界の反戦運動を切りくずし、イラクにたいする軍事攻撃を正当化しようとしている。わずかばかりの査察期限の延長をもって大陸EU諸国権力者を懐柔し、もって三月上旬にも一挙に戦争に突入しようとしているのだ。こんなことが許されていいのか!
 われわれは決意も新たにイラク軍事侵略阻止の反戦闘争の戦列を強化するのでなければならない。大陸EU諸国権力者やアメリカ支配階級内東部エスタブリッシュメントの回し者などへの尻押しに堕す社・共既成左翼の国連依存主義をのりこえ、イラク侵略反対の闘いの革命的高揚とその国際的波及をかちとれ! 小泉政権の参戦・有事法制定を許すな! プロレタリア・インターナショナリズムの旗のもとに!

以下、見出し
「先制攻撃」戦略の頓挫

 対北朝鮮政策上のデッドロック

 激化するアメリカ権力内抗争

イラク侵略戦争断固阻止! 今こそ戦争狂を追撃せよ
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角界の国際化
四股踏みが足りない

 引退した貴乃花に代わるかのようにモンゴル出身の朝青龍が横綱に昇進した。今や東西両横綱ともに外国人力士となり、先場所では六階級中の五階級(幕内、十両、幕下、三段目、序の口)の優勝者がモンゴル・グルジア・ブルガリア出身の外国勢というのだからただごとではない。
 日本の国技が花と散る姿を、焦燥感に満ちてナショナリスティックに危機と煽りたてるのは右翼ジャーナリズム。曰く、「曙の時は黒船来襲、今回は蒙古来襲だ。日本の伝統を守れ!」と。日本全体が「国際化」を図っているのだから「相撲の国際化=多国籍化」も当然のこと、相撲社会の閉鎖性をこそ打破すべきだと主張するのは、平均的リベラリスト。いやいや、日本プロ野球がメジャー・リーグの二軍に転落してしまったのも、角界が凋落してしまったのも、悪の元凶はナベツネ(渡辺恒雄・読売巨人軍オーナー兼横綱審議会委員長・当時)にある、といううがった見方も。
 でもねえ、こういう評論や解釈や意味付与を言っていても始まらない。なぜ日本人力士が弱くなったか、なぜ外国人力士は強いのか、を下向分析しなければならないはずだ。文字通り「場所」に内在し場所的立場に立って現実分析をおこなうことを抜きにして、結果解釈をただただくりかえしても、変革の指針を導きだすことはできないのだ。ウフフ……
 闘争心の欠如、ハングリー精神の喪失。これはあまりにも常識的な分析。つい最近まで「ゆとり社会」にどっぷり浸った日本社会と、「市場経済化」の荒波に襲われ日々を生きていくのに必死の旧ソ連圏諸国との違いは歴然としているのだから。「若者の無気力さ」「進取の気性の欠如」は何も角界に限ったことではない。「正々堂々と戦う大和魂」の伝統がなくなり、貴乃花に敗れて「痛めた右足を蹴れば良かった」と悔しがった朝青龍のような「勝利至上主義」が台頭している――こんな解釈も、技のモンゴル相撲≠ノたいする裏返しのコンプレックス丸だしのもの。
 そうじゃあねえ。朝青龍の強さは、相撲の基礎・基本に徹したことにあるのだ。十六歳で日本の高校に相撲留学し、そこで摺り足や四股(しこ)などの基本を徹底的にたたきこまれた。しきたりやしごき等々の相撲社会特有の慣習にも耐えに耐えぬいた。おまけに、モンゴルでは神聖なものとされ食用してはいけない魚を食べることも、日本語を覚えることも、集中力を発揮して体得してきた。気性の荒さや根性だけでは強くなれないのだ。モンゴル相撲で鍛えた心身を角力で鍛え直し、日本文化をも摂取して初めて「青きオオカミ」が誕生したというわけ。あまりのパワーに「速い、強い、うまい」と、どこかの牛丼チェーンのキャッチフレーズを真似た賞賛が、ため息混じりに贈られている。
 それに引き換え、日本独占資本家どもの不様さはどうだ。外国の技術・文化を日本的伝統と練り合わせながら摂取して新しい技術と文化を創造してきたのは、もう遠い過去の話。アメリカ式のものをメクラ滅法に猿真似してきたテメエたちの責任には頬被りし、日本で駄目ならとどんどん生産拠点を海外に移転。「産業の空洞化」の反面では、外資による日本企業の買いたたき=のっとりが横行。首切り・賃下げと、犠牲はすべて労働者におっぺす。角界の現状は、日本経済の現在を照らしている鏡ではないか。こういう意味付与的な比較解釈も時には必要だ、とね。
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「新しい公共・技術立国」を掲げた国家主義・能力主義の前面化
教基法改定のための中教審中間報告

 中教審は昨年十一月十四日、教育基本法改定の視点と改定試案を綿々と展開した中間報告(「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興計画の在り方について」)を提出した。これにふまえて中教審は早々に五回の公聴会を終え、今年の早い時期に最終報告を出そうとしている。政府・文科省は、これをうけて通常国会において、教育基本法の全面改定・新教育基本法の制定をなしとげようとしている。
 実に屈辱的なことであるが、今回の中間報告は、あらゆる反対論を完全に押し潰して、余裕をもって、かつ当然のことであるかのように、現行の教育基本法の否定と新教基法制定の必要性を、まさに高らかに謳いあげている。その論述展開には、ネオ・ファシズム的教育理念が貫かれている。
 思い起こせば、一九九七年春に、ネオ国家主義者・中曽根康弘が「読売新聞」において「教基法を断固改定すべし」と噴き上げたのであった。政府権力者どもは、それ以来「国民的論議」を意図的につくりだしてきた。今回、彼らは教基法改定を謳う報告を中教審に出させたことによって、これまでの「論議」に、明確な結着をつけたといえる。

以下、見出し
第1章 「新しい時代にふさわしい教基法と教育振興基本計画の在り方」中間報告の骨子と特徴

問題意識――「日本社会の再生」のための教育改革
教育目標・理念―「激動の時代に挑戦する日本人」の育成
基本計画の位置づけと具体的政策目標の例示


第2章 新しい「滅私奉公」精神の涵養をめざす教基法改定

国家主義的教育の確立への号砲
徳育の核心=「新しい『公共』の創造」なるもの
教育への国家的統制・管理の飛躍的強化へ
今日版国家総動員体制の重要環=「教育共同体


第3章 「科学技術創造立国」のための能力主義的教育の徹底

「個性・能力の最大限の伸長」なるもの
教育制度、教育内容・方法などの全面的再編
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わが同盟の二〇〇三年春闘スローガン

今日版産業報国運動をつき進む<連合>指導部を弾劾し、〇三春闘の戦闘的高揚をかちとれ!
  ・戦争狂ブッシュのイラク軍事侵略を阻止せよ!
  ・イラク侵略戦争への日本の参戦を許すな! 侵略戦争法の制定を阻止せよ!

A ・定昇廃止・賃金大幅切り下げの攻勢をうち砕け!
  ・うち続く首切り・転籍・出向・労働条件改悪のリストラ攻撃を阻止せよ!
  ・雇用・就業形態の改悪、「成果主義」等賃金支払形態の改悪反対!
  ・「雇用優先」を名分として労働条件引下げ・ワークシェアリング導入等々に屈   服・協力する<連合>指導部を許すな!
  ・「地域経済防衛」「提案型春闘」を叫びつつ労働貴族に追随する「全労連」指   導部を弾劾せよ!
  ・労働諸法制の更なる大改悪を阻止せよ!
  ・中央・地方の公務員制度改悪・人員削減に反対せよ!
  ・消費税をはじめとする一切の増税、各種保険・年金制度改悪反対! 大衆収奪   の強化を許すな!

B ・米帝のイラク侵略反対! アラブ・中洋をはじめ全世界への軍事的新植民地主   義政策の展開を許すな!
  ・ブッシュに尻押しされたシャロンのパレスチナ人民へのジェノサイド攻撃に反   対せよ!
  ・米帝のアフガニスタン侵略戦争続行に反対せよ!
  ・「テロ根絶」を名分に帝国主義者への反人民的追随・結託を重ねるロシア・中   国政府を弾劾せよ!
  ・「拉致自白」を逆用した排外主義的ナショナリズムの宣伝・煽動を粉砕せよ!
  ・「反米帝」を捨て「反北鮮」ナショナリズムの鼓吹におもねる日共中央的保身   策の反労働者性を暴け!
  ・日本の対イラク参戦反対! 有事法・安保基本法の制定阻止!今日版国家総動   員体制づくりを許すな!
  ・さし迫る憲法改悪を阻止せよ! 教育基本法改悪反対! 一切のネオ・ファシ   ズム的反動化を阻止せよ!
  ・不況脱出をもくろむ政府・独占資本による軍需生産拡大反対!経済の軍事化を   阻止せよ!

C 労働者人民を戦争と失業の地獄へと突き落とす反動小泉政権の打倒めざしてたた  かおう!

D 既成労働運動の救国産報運動への総変質に抗して日本労働運動の戦闘的再生をかちとれ! 労働組合の下からの戦闘的強化に奮闘せよ!
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老朽・損傷原発の運転継続のための「原発維持基準」の導入弾劾!

 一月二十七日に名古屋高裁金沢支部は、高速増殖炉「もんじゅ」の設置許可を「無効」とする画期的な判決をくだした。ナトリウム漏出・炎上事故を発生させた「もんじゅ」を「安全」と認定した政府の「安全審査」なるもの。そのずさんさ・デタラメさについて、ついに裁判所さえもが非を断じざるをえなくなったのだ。この判決が示したものは氷山の一角にすぎない。最近では福島第二原発1号機の制御棒の破損による動作不良(九七年)、敦賀原発2号機の大量の冷却水漏れ(九九年)、浜岡原発1号機のパイプのギロチン破断事故(〇一年)など、日本の原発・核施設では、大災害発生寸前の事故が頻発しているのである。
 ところが、経済産業省原子力安全・保安院は、一月二十一日に、東電の柏崎刈羽原発3号機と中部電力の浜岡原発4号機のシュラウドのヒビ割れはすぐに補修しなくても問題はない、とする評価報告をまとめた。原発の心臓部をなすシュラウドに欠陥・破損があっても運転してさしつかえないという判断をくだしたのだ。東電をはじめとする電力会社と原子力安全・保安院がグルになっておこなっていた原発損傷隠し、彼らはこのみずからの犯罪行為を居直り、地元住民をはじめとする労働者・人民の不安や圧倒的な反対の声をおしつぶして、老朽化し傷だらけの原発を運転しつづけようとしているのだ。
 この許しがたい1・21評価報告の法的根拠となっているもの、それが昨〇二年十二月十一日に、与党三党および民主党・自由党の賛成多数で可決・成立した「改正・電気事業法及び原子炉等規制法」と「原子力安全基盤機構法」にほかならない。

以下、見出し
「不正防止」の名のもとに「不正」を合法化

「当面は安全」と判断すれば報告義務はない

電力自由化の下で原発稼働率向上に突進する電力資本
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「もんじゅ設置許可は無効」
高裁逆転判決かちとる!  1・27

小泉政権による上告弾劾!
「もんじゅ」運転再開絶対阻止!

金沢大生が原告住民と共に奮闘 裁判所前

 一月二十七日、名古屋高裁金沢支部において、核燃料サイクル開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」にたいする原子炉設置許可処分の無効確認を求めた行政訴訟の控訴審判決が下された。高裁判決は、原告側の主張をうけいれ「もんじゅの設置許可は無効」の決定を下した。「もんじゅ」は「放射性物質の外部環境への放出の具体的危険性を否定することができない」がゆえに、国がおこなった「安全審査」には「瑕疵(かし)(不備、誤認)」があった、と断じたのである。これは、日本政府の原発政策に「NO!」をつきつけた歴史的判決にほかならない。
 この日、金沢大学のたたかう学生は、名古屋高裁金沢支部に駆けつけ、原告団、そして結集した労働者・住民と団結かたく最後まで奮闘したのである。


「完全勝訴!」 わき上がる歓声

 午後一時三十分すぎ、控訴審判決が下された直後、原告側弁護士が裁判所玄関前に飛び出してくる。冷たい雨の降るなか、垂れ幕が高だかと掲げられた。
 「完全勝訴」。一瞬の沈黙、「やったぞ!」「勝ったんだ!」の歓声がどっと沸きおこった。すかさず、金沢大学のたたかう学生が檄を飛ばす。「いまこそ『もんじゅ』の廃炉をかちとるぞ!」「よおし、運転再開を絶対阻止するぞ!」多くの支援者がこれに応え、裁判所前に「『もんじゅ』を廃炉に!」の声がこだました。
 たたかう学生は、即座に「いまこそ日本の原発・核開発の息の根を止めよう」「金大生はその最先頭で奮闘する決意である」と記した緊急声明を、原告団や労組員、マスコミにくまなく配布した。
 これに先立つ正午から、たたかう学生は、裁判所前で大々的に情宣をくりひろげた。「『もんじゅ』行政訴訟の勝利を!」「運転再開絶対反対!」と大書きした横断幕を高だかと掲げ、ハチマキ、ゼッケン姿のたたかう学生が配布するビラは、結集してくる労組員や住民の手にすいこまれていく。
 たたかう学生のシュプレヒコールが裁判所内外に響きわたる。労組員・住民は「金大やっとるな」と話しながら、シュプレヒコールに耳を傾けている。午後一時、入廷する原告団が学生たちに拳をあげて応えた。このようにして、金沢大学のたたかう学生は、原告団や結集した労働者・住民と団結かたく最後まで奮闘したのである。
 〔追記――小泉政権は、判決を不服として一月三十一日に最高裁に上告した。〕
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参戦阻止!「おおすみ」訓練阻止に起つ(1・19―20名古屋) 

 一月十九日、東海のたたかう学生たちは名古屋市内において、さし迫るブッシュ政権によるイラク侵略戦争と日本の参戦を阻止するために、全世界で同時に「イラク攻撃反対!」の声を上げている労働者・学生と連帯して、「反戦インターナショナルマーチ」をおこなった。結集した愛知大・名古屋大・岐阜経済大のたたかう学生たちは、名古屋港まで市内をデモ行進し、「防災訓練」に名をかりて軽空母「おおすみ」を使っての事実上の軍事演習を強行していることにたいして断固として抗議した。

LCACの上陸演習を弾劾(一月二十日、豊橋赤羽根海岸)
 翌二十日、政府は「おおすみ」と「LCAC」をつかっての強襲揚陸演習を「東海地震に備えた防災訓練」の名のもとに強行しようとしていた。これを阻止するために、全学連東海地方共闘会議の学生たちは豊橋・赤羽根現地闘争に決起した。
 名古屋港ガーデン埠頭についた学生たちは、眼前に浮かぶ「おおすみ」を前にして、「『防災訓練』に名をかりた軍事演習反対!」「戦える軍隊≠ヨの自衛隊の強化反対!」のシュプレヒコールをたたきつけた。


米総領事館を包囲(1・18札幌)

 一月十八日、北大農学部自治会をはじめとする北海道のたたかう学生たちは、アメリカの反戦団体連合「ANSWER」の呼びかけに応えて起ちあがっている全世界の労働者・人民と連帯し、ブッシュ政権のイラク侵略を断固として阻止するために、在札幌アメリカ総領事館を包囲するデモに決起した。

雪の札幌市街に怒りの声轟かせ
「Don't attack Iraq!」札幌米総領事館前で奮闘
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