第1715号( 2002年4月22日)の内容


<1面〜3面>
4・28国会包囲闘争に起て
大阪港で自衛艦入港阻止に起つ(3・24)

<4面〜5面>
無間地獄に墜ちたブクロ派にトドメを!

<6面>
笹森の闘うポーズに怒り
   ――4・10「連合」国民総行動
教基法改悪に手を貸す日教組本部
中小労働者の統制企む「連合」中央

<7面>
救国産報運動に突進する化学リーグ21指導部を弾劾して闘おう
Topics  ワークシェアリング政労使合意

<8面>
『黒田寛一のレーベンと為事』を読んで
「今のぼくは27歳」を読んで

本号は万華鏡を休載し週間日誌は8面に掲載します

 「解放」最新号

  































  

4・28国会包囲闘争に起て!
米帝の「対テロ戦争」拡大阻止!
シャロン政権のパレスチナ人民大虐殺弾劾!
日本の参戦・有事法制定阻止!

戦争放火者どもの暴虐を断ち切る国際反戦闘争の高揚をかちとれ


 すべての労働者・学生諸君! いまパレスチナの地では、狂乱化したシオニスト・シャロンのイスラエル政府による大規模軍事侵攻・全面占領のもとで残虐非道な大虐殺攻撃がくりひろげられ、全土がパレスチナ民衆のおびただしい血で染められている。不屈にたたかうパレスチナ人民の連続的波状的な自爆攻撃と憎悪の広がりに恐怖し追いつめられたシャロン政権は、パレスチナ武装組織を殲滅するためと称してパレスチナ解放闘争そのものを根絶やしにすることをこそ企み、皆殺し戦争を狂乱的に強行しているのだ。
 だが、見よ! アメリカ製兵器で武装したイスラエル軍が街という街を破壊しつくし「テロリスト」と見なした者を次々と虐殺し捕捉しているのに抗して、パレスチナ武装組織とこれに牽引された民衆は四月九、十、十二日と連続的に英雄的な自爆攻撃を敢行し、八日にはジェニンの難民キャンプを攻撃したイスラエル軍に逆に爆破攻撃と集中射撃を浴びせたのだ。しかも、いまや、パレスチナ武装組織各派の戦士のみならず女性や子供たちも殉教自爆攻撃への決起を志願し続々と敢行しはじめ、「眠れるアラブ兵に代わって戦う」(十八歳の女子高校生アヤート・アクラス)という壮絶な檄をとばしているのだ。われわれの胸を打ってやまないこの若き女性の自爆攻撃の決行は、パレスチナ民衆をますます鼓舞するのはもちろん、アラブ・中洋イスラム圏民衆の反米・反シオニズムの闘いへの決起を促すにちがいない。まさにパレスチナ民衆のこの闘いの爆発に恐怖したシャロン政権は、いよいよ狂乱化して、わずか一キロ四方に一万五千人が居住しているジェニンの難民キャンプにミサイルを二〇〇発以上もブチ込んで五〇〇名ともいわれる人びとを無差別虐殺したのだ。
 シャロン政権がこのような悪逆な蛮行を続けているのは、もちろん、みずからも「テロ根絶」の名において今なおアフガニスタン人民を虐殺しつづけている戦争狂<uッシュ政権がシャロン政権を支えているからにほかならない。また、アラブ諸国権力者たちやEU諸国権力者どもが口先で「イスラエル軍の撤退」を求めているにすぎないからである。実際、「イスラエルの撤退」を求めて闘いに起ちあがったムスリム人民を弾圧しているのがアラブ諸国権力者たちではないか!
 だが、アメリカ帝国主義・ブッシュ政権に支えられたシャロン政権によるパレスチナ人民大虐殺がまかり通ってしまっているのは、なによりも、米・欧そして日本などの先進資本主義国の労働者・人民が、アメリカ帝国主義の「対テロ戦争」拡大の策動とシオニスト・シャロン政権によるパレスチナ軍事侵攻を現実的に阻止できるほどに強力な闘いを創造しえていないからにほかならない。わが日本においても、アメリカ帝国主義が策している対イラク戦争などの「対テロ戦争」拡大の企みと・これに参戦するために小泉政権が急ピッチですすめている有事法の制定を阻止するべき労働者・人民の闘いは、あまりにも脆弱なのである。このような事態を根底から突破するためにわが革命的左翼は奮闘しているとしても、このわれわれの闘いと力がなお弱いことに自責の念にかられないわけにはいかない。
 それにしても、「日本の自衛のためのものではない」ことを理由として有事法制に反対しているにすぎないのが、いまなお既成平和運動指導部に居座る社・共既成「左翼」なのだ。彼らは、日本帝国主義国家が参戦しようとしているブッシュ政権の「対テロ戦争」の拡大=対イラク攻撃の策動や、ブッシュ政権の容認のもとに強行されているシャロン政権のパレスチナ人民皆殺し戦争にたいして、大衆的な抗議の闘いにとりくむこともなく、「日本の自衛」とは関係ないとばかりに「平和的解決」を各国権力者どもに要請しているにすぎないではないか!
 すべての諸君! 小泉政権はいよいよ四月十六日に有事関連三法案を閣議決定し国会に上程しようとしている〔十六日夜に閣議決定〕。われわれは、今日版祖国防衛主義に転落した社・共翼下の既成「護憲・平和」運動をのりこえて、シャロン政権によるパレスチナ人民皆殺し戦争とアメリカ帝国主義の「対テロ戦争」の中東・アジア全域への拡大に反対し、日本国家の参戦と有事法の制定・改憲を阻止することを焦眉の課題とする反戦闘争を断固としておしすすめようではないか。たたかうパレスチナ人民や「パレスチナ人を殺すのは許されない」として侵攻に反対しているイスラエル人民をはじめとする全世界のたたかう人民と連帯してたたかおう。すべての労働者・学生は、4・28国会包囲闘争に起て!

以下、章見出し
T さし迫る第五次中東戦争勃発の危機
 A パレスチナ解放闘争の圧殺に狂うシオニスト
 B 「対テロ戦争」の拡大と大軍拡に狂奔する米帝
 C 参戦・有事立法に突進する小泉政権
 D 深まる既成「護憲・平和」運動の危機

U「テロ撲滅戦」に唱和する既成平和運動をのりこえ国際的反戦闘争の大爆発をかちとれ
 A 祖国防衛主義に転落した日共中央を弾劾せよ
 B パレスチナ・アラブ人民と連帯して闘おう!
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組織崩落の無間地獄に墜ちた走狗ブクロ派にトドメを刺せ!

 すべてのたたかう労働者・学生諸君! わが同盟は、ついに国家権力の走狗集団たるブクロ=中核派の根幹を粉砕し彼らを解体し尽くしたことを誇らかに宣言しうる。謀略粉砕・走狗解体の闘いの完遂のために渾身の力をこめてたたかい抜いてきたわが同盟のこのかんの猛攻に残存ブクロ派はもはや抗しきれず、すでに脳死≠ニいうべき臨終局面に入っている。いまやシミタケこと「議長」清水丈夫は「解党主義反対!」の絶叫を残してダウンし、ダメダこと無能「書記長」天田三紀夫は中野洋をはじめとする「労組交流センター」のボス手配師どもにブザマな「自己批判」を日々くり返さざるをえないありさまである。ブクロ派残党は、難破したボロ船から逃げ出すために一艘しかない救命ボートに誰が乗るのかをめぐる醜悪な争いさながらに、残存官僚ども内部の愚劣で醜悪な対立と・この官僚どもにたいする下部党員どもの反発の暴発という末期症状を顕在化させ、その挙げくの果てに、いまや「諸戦線」の残存手配師どもが身を寄せ合う大黒柱≠ネき寄り合い所帯と化しているのだ。
 このかんわが同盟は、9・11事件の評価をめぐって大混乱におちいり内部対立を発生させた残存ブクロ派にたいして、壊滅的な批判を浴びせてきた。それとともにわれわれは、ブクロ派官僚が米CIAならびに公安調査庁の札付きのスパイ分子である宮崎学から多額の金銭や<秘密アジト>を提供されていたことを断固として暴露し、上から下まで総スパイ集団と化した残存ブクロ派の命脈を断ち切る闘いをグイグイと推し進めてきた。いま現出した事態、「解党主義反対」を金切り声で喚くシミタケ・ダメダらの残存官僚どもと、実質上「解党」を企む千葉動労(ダバ)の中野一派を中心とする「労組交流センター(労交センター)」のボスども、ならびに「関西地方委員会」の手配師どもとの非和解的で醜悪な対立、そして残存官僚どもの中野一派への屈服という事態。まさしくこれこそは、国家権力の走狗集団=ブクロ派の残党を根絶しつくすためにわが革命的左翼が勇猛果敢にくりひろげてきた闘いの奏功・大勝利を如実に示す証左以外のなにものであろうか!
 すべてのたたかう労働者・学生諸君! 溺れる狗(いぬ)を叩け! いまやわれわれは、ブクロ派やこれをあやつってきた国家権力内謀略グループによって虐殺された何十人もの全学連の同志とたたかう労働者の無念をわが胸に刻みこみ、残存ブクロ派を全戦線からきれいさっぱり一掃していく残務処理の最後の闘いに総決起しようではないか。わが革命的左翼を「テロ支援組織」とみなして弾圧の矛先を集中してきている米CIAと日本国家権力の策動に警戒心を高めつつ。

以下、章見出し

T「解党」志向の中野一派に制圧されたブクロ派

U 走狗解体闘争の画期的地平

V ボロのつぎあて―走狗版「国際連帯闘争」

W 命脈尽きたブクロ派残党を全戦線から一掃せよ
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