第1699号( 2001年12月24日)の内容


<1面>
現代版「十字軍」の侵略拡大阻止!
国際的反戦闘争を推進しよう!
日共中央の歴史的犯罪を弾劾して闘おう


<4面〜5面>
完全勝利踏みしめブクロ派を一掃せよ

<2面>
PKO法改定阻止に起つ(12・7 東京)
12月7日、政府・与党は参院本会議においてPKO法改定案の
採決を企んでいた。
これにたいして、全学連は国会前
で緊急阻止行動にたちあがった。

自民党県連に緊急抗議(12・7 沖縄)

日共中央へ批判噴出―「日本平和大会」シンポ(12・1)

<3面>
写真特集
激闘2001<1>

<6面>
福祉制度大改悪を尻押しする「連合」
特養ホーム「完全個室化」の実態
Topics 自動車・造船・化学リーグの春闘方針
 
<7面>
学習 大衆運動主義の克服
≪投稿≫党中央はおかしい―日本共産党員

<8面>
◆聖し≠アの夜
◆怯えるのは誰?
◆黒人郵便労働者の遺言

2001年本紙掲載記事一覧

「解放」最新号


  


  

現代版「十字軍」の侵略拡大阻止!
国際的反戦闘争を推進しよう!
日共中央の歴史的犯罪を弾劾して闘おう

 アフガニスタン南部のカンダハルに撤収して最後の防衛線をしいていたタリバン残存部隊は、十二月七日、カンダハルを包囲していた同じパシュトゥン人のナキブラおよびハミド・カルザイのもとについに投降した。すでに首都カブールからの撤収(十一月十三日)によって政権としては崩壊していたタリバンは、米軍の執拗な猛空爆と地上戦の圧力、そしてパシュトゥン人反タリバン勢力の包囲の前に潰え去った。だが、血に飢えたアメリカ軍は、凄絶な空爆によってタリバン軍を壊滅させたことでは飽きたらずに、山中に身を隠したタリバン最高指導者オマル師の身柄引き渡しを求めるとともに、アフガン東部のトラボラ山中に籠もってなお抵抗を続けているといわれるウサマ・ビンラディン率いるアルカーイダの残存部隊を包囲し、根こそぎせん滅するための追撃戦を続行しているのだ。
 他方、ブッシュ政権の根回しのもとにドイツのボンで開催されていたアフガン四派の政治協議は、暫定行政機構の議長にアメリカCIAひも付きのカルザイが就き、国防・外交など主要ポストは北部同盟のアブドラ外相グループら(ラバニ前大統領やドスタム将軍を排除)が押さえるという人選で合意に達し、新政権樹立に至る二年半の政治日程を確認して終了した。だが、このアフガン四派の合意は、アメリカ軍の圧倒的軍事力の重しと今後の復興援助を目当てにした諸派の打算によって成立しているにすぎず、新たな対立と抗争をもたらす火種となるものでしかないのだ。
 さらにブッシュ政権はアフガン民衆の悲惨や窮状などはおかまいなしに、ウサマ・ビンラディンを捕捉し処刑するための軍事作戦に引き続き狂奔するとともに、「国際テロ根絶」の名において、イラク、スーダン、ソマリア、イエメンなどを「テロ支援国家」と烙印しては次の標的にあげ、戦争放火を中東・イスラム圏全域に拡大しようとしているのだ。
 いやすでに、ブッシュの「テロ根絶戦争」の煽りたてに勢いを得たイスラエルのシャロン政権は、十二月二日、三日、ハマスによる「自爆テロ」の遂行を口実にして、アラファトのパレスチナ自治政府を承認しないという姿勢を傲然とおしだしながら、パレスチナ自治区にたいするミサイル攻撃を連日連夜くりかえしジェノサイドをほしいままにしているのだ。まさにそれゆえに、アフガンの、そしてアラブ・イスラム民衆のアメリカ帝国主義とイスラエル・シオニスト政権にたいする怒りはますます高まり、中洋イスラム圏で、そして全世界で、<反米・反シオニズム>の闘いの嵐が吹き荒れている。
 すべての労働者・学生諸君! 米英帝国主義とその共犯者どもによるアフガニスタン人民殺戮戦争と中東・イスラム圏全域への戦争放火の拡大を絶対に許すな。アメリカ帝国主義の「テロ根絶戦争」に参戦し、現代版「十字軍」の一翼にみずからを位置づけた日本帝国主義・小泉政権を弾劾せよ。「テロ根絶」に唱和する日共中央の歴史的犯罪を弾劾しつつ、イスラム圏のたたかう人民と固く連帯して、<アフガニスタン侵略戦争阻止!日本の参戦阻止!>の闘いをさらに断固として推進しようではないか。
首都の闘いと連帯し、沖縄県学連の学生は
自民党県連への抗議闘争にたちあがった。(12・7 沖縄)
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完全勝利の管制高地を踏みしめブクロ派残党を一掃しつくせ!

 二十一世紀の劈頭を飾る今二〇〇一年に、わが同盟は、もはや組織としての体すらなしていないほどに生命力を失い瓦解したブクロ=中核派残党を一掃し尽くす闘いを成功的に貫徹してきた。今ここに、ブクロ派解体闘争の勝利の地平を誇りをもって確認するのでなければならない。
 見よ! わが同盟の闘いに追いつめられ逃げまどう残存ブクロ派の惨めな姿を。そもそも、わが同盟に解体しつくされ、国家権力の走狗集団としてはもはや使いものにならなくなったブクロ派。彼らは、そのゆえにこそ、飼い主たるアメリカCIAとそれに連なる日本国家権力内謀略グループから、使い捨て処分に付されたのだ。――『公安調査庁スパイ工作集』などにおける「宮崎学スパイ」問題の暴露。この飼い主からの暴露に驚きあわてたスパイ集団の頭目=シミタケ(清水丈夫)は、具体的事実関係じたいはおし隠しつつ、「宮崎学を査問にかけ追放した」などという自己暴露≠ノよるのりきりを策したのだ。だが、スパイがスパイを「査問」にかけるなどという姑息な延命策を、わが同盟が許すわけがない。われわれは、この延命策を木っ端微塵に打ち砕くために、ブクロ派官僚残党のシミタケ、天田、高木、金山、吉羽、水谷ら全員がスパイ宮崎に金とアジトを提供されてきたスパイ分子であることを全面的・実証的に暴きだした。かつ、「労働者交流センター」副代表の三角忠がスパイ小野田猛史と密通していたことも暴露してきた。このわれわれの大々的な暴露に青ざめ、顔を引きつらせて呆然と立ちすくんでいるのが残存官僚どもなのである。
 それだけではない。見よ! 「百万人署名運動」なるものの瓦解状況を。この「運動」とは、残存ブクロ派が走狗集団としてのみずからの正体をおしかくすために文人諸氏をだましてデッチあげたインチキ市民運動にほかならない。このことをわが同盟が怒りをこめて暴きだしたことに触発されて、文人諸氏の多くが決別したのだ。このゆえにいまや「百万実」は丸裸になり、「市民」ヅラをしたブクロ派残党の寄り合い所に転落している。まさしくいまや、延命のための一切のよすがを断たれ絶望感にあえいでいるのがブクロ官僚残党どもなのである。
 もとより、わが同盟は、二十世紀の最後の年であった昨二〇〇〇年に、国家権力の走狗集団=ブクロ派残党を最後的に解体したことを高らかに宣言した。権力のスパイとしての恥多き死を遂げた陶山健一がうちだした「五月テーゼ路線」なるものにのっとって延命の道をまさぐってきたものの、敗残ブクロ派は、わが同盟の走狗解体闘争においつめられ、上を下への組織的混乱をあらわにした。陶山の正統≠ネる後継者=ダメダこと天田の率いた「杉並選挙闘争」の惨めな破産。労交センター部分の自立・離反≠ニ天田の坊主ざんげ的自己批判の乱発。これらにたいする気狂い=シミタケのオステリー#ュ作。そして下部の分散化と諸戦線へのもぐりこみ=没入による「市民」化の促進。……このようなコップの中の嵐的混乱のすえに組織崩壊にたちいたったのがシミタケ=ダメダのブクロ派残党なのであった。まさにわが同盟は、ブクロ派残党を組織崩壊の奈落の底へと叩きこんできた。
 わが同盟は、右のような昨年までの果敢な闘いにふまえて、本一年間、死にぞこないのブクロ派残党を解体・一掃するためのイデオロギー的=組織的闘いを的確かつ強力におしすすめてきた。このわが闘いに追いつめられた頭目たる廃人・シミタケは、とうとう「党の自己解体」を「第六回大会決定」という名の墓碑銘に刻まざるをえなかったのである。ここにわが同盟は、ブクロ派残党を木っ端微塵に粉砕してきたことを誇りをもって確認する。すべての諸君! 謀略粉砕・走狗解体闘争のさらなる前進をきりひらこうではないか!
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