第2301号(2014年1月13日)の内容

<1〜3面>
安保強化・改憲攻撃をうち砕け
安倍ネオ・ファシスト政権を労・学の力で打倒せよ!
――中央学生組織委員会
12・27 辺野古新基地建設阻止! 靖国参拝弾劾!
 全学連が防衛省に緊急抗議
<4〜5面>
中国ネオ・スターリン主義
 破滅への突進
<6〜7面>
年頭の決意
 関西/北海道/九州
 自治体/交運/重工業
 中小企業/マスコミ

<8面>
辺野古新基地建設を阻止せよ
県知事仲井真の埋立て承認弾劾
 労・学・市民が連日県庁包囲 12・25〜28沖縄
週間日誌は5面に掲載
 「解放」最新号























  


安保強化・改憲攻撃をうち砕け

安倍ネオ・ファシスト政権を労・学の力で打倒せよ!

――中央学生組織委員会

 全学連のたたかう学生諸君!
「辺野古埋め立て承認弾劾!」沖縄人民が県庁で座り込み
(13年12・27、那覇)
 われわれは、激動する内外の情勢のただなかで新たな年を迎えた。首相・安倍晋三は、年頭に「今年は、解釈変更や憲法改正にむけた国民的論議をさらに深めていくべきだ」と傲然と宣言した。特定秘密保護法の強行的制定、日本版NSCの設置、辺野古新基地建設のための策動、靖国神社公式参拝――ありとあらゆる反動諸攻撃を強行した安倍政権は、「集団的自衛権行使」の合憲化に、さらには歴代自民党政権が誰一人としてなしとげられなかった憲法の明文改定にむけて、その突進を開始した。日本階級闘争は決定的な局面を迎えている。
 わが中央学生組織委員会は、安倍政権がふりおろす憲法改悪・日米新軍事同盟強化のネオ・ファシズム反動総攻撃を木っ端微塵に粉砕するために、学生戦線から総決起することを、ここに宣言する。
 わが同盟に指導された全学連のたたかう学生は、昨年、オスプレイ追加配備阻止の実力闘争、特定秘密保護法反対の国会闘争、辺野古新基地建設阻止の連続闘争の戦闘的な爆発を、労働戦線でたたかう労働者と連帯して断固としてきりひらいた。この闘いの大爆発で、安倍政権を、そしてアメリカのオバマ政権を震撼せしめてきた。この<反戦全学連>の底力をいかんなく発揮した昨一年間の激闘がきりひらいた革命的地平にたって、新たな闘いに猛然とうってでるのでなければならない。
 今こそ、<反安保>も<反ファシズム>も完全に放棄した日共系反対運動をのりこえ、「集団的自衛権行使」合憲化反対の改憲阻止闘争、辺野古新基地建設阻止の反戦反安保闘争、原発・核開発阻止の一大闘争に、決意も新たに総決起するのでなければならない。
 学生・労働者の総力で、安倍政権の反動総攻撃をうち砕け! <反ファシズム統一戦線>を構築し、安倍ネオ・ファシスト政権を打ち倒せ!

以下見出し
一、反戦反安保闘争を領導する全学連

 「辺野古新基地建設阻止・オスプレイ配備反対」の反基地闘争の大爆発をきりひらく

 戦闘的に高揚した秘密保護法反対の国会包囲闘争を牽引

 学生運動破壊のためのネオ・ファシズム的な総攻撃を粉砕

二、激動する東アジア情勢と安倍政権の安保強化・改憲への突進

 A 〈軍国日本〉再興の総攻撃

  靖国神社参拝を強行したネオ・ファシスト安倍

  人民の反対の声を踏みにじり辺野古新基地建設へ突進

  〈軍事強国・日本〉建設の野望

 B 東アジアの覇権をかけた米・中の激突

  中国封じこめ≠ノ狂奔する没落帝国主義アメリカ

  「海洋強国の建設」を旗印とした習近平中国の対米挑戦

  「大国としての復活」を策すプーチン・ロシア

三、反戦反安保闘争、改憲阻止闘争の一大爆発をかちとれ

 A 〈反安保〉を放棄した日共中央を弾劾せよ
  「戦争国家づくり反対」方針の無力性
  〈反ファシズム〉の放棄

 B ネオ・ファシズム反動総攻撃粉砕! 安倍政権を打倒せよ!

  「集団的自衛権行使」合憲化反対! 秘密保護法撤廃! 憲法改悪阻止!

  辺野古への新基地建設阻止!

  原発・核開発阻止! 消費税増税阻止!

  〈反ファシズム統一戦線〉を築け!
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中国ネオ・スターリン主義

破滅への突進

中国共産党十八期三中全会について

 習近平―李克強を先頭にする中国共産党新指導部が発足して一年の節目をなす第十八期中央委員会第三次全体会議(三中全会)が、昨二〇一三年十一月九日から四日間にわたって開かれた。その開催を前に党=国家官僚どもは心底すくみあがったにちがいない。
 「社会主義」を自称するこの国家の象徴というべき北京の天安門広場に猛スピードの車で突っこみ、みずからに火を放った三人のウイグル人。彼らが上げた天をも焦がさんばかりの炎は、虐げられた民衆の絶望的なまでの怒りの表明以外のなにものでもなかった。それだけではない。山西省では省党委員会の建物前で手製爆弾が連続的に爆発。労働者・農民・住民の各種抗議行動は、各地で跡を絶たずにつづいている。
 すさまじいまでの貧富の格差。国家官僚=党官僚の不正・横暴。わずかな補償金で土地(使用権)を奪われる農民たち。実質的な戒厳令下にある新疆ウイグルやチベット。くりかえされる武装警察との衝突≠フなかでウイグルの人民は問答無用で射殺される。官僚どもにたいする勤労人民の怒りはすでに沸点に達しており、さまざまなかたちで噴出しつつある。
 こうしたなかで開催された三中全会において、総書記・習近平は「改革の全面深化」の旗をうちふり「改革開放は前進あるのみ!」と連呼した。この「前進」は、しかし、中国ネオ・スターリン主義の破滅への突進∴ネ外のなにものでもない。

以下見出し
T とう小平を後光に「改革深化」を号令

 異例の「三中全会」

U ブルジョア精神汚染の極致――経済改革・政治体制整備の諸政策

 1「競争市場」物神崇拝

 2より巧妙な「土地収用」へ

 3「秩序ある政治参加」


V 「党の生死存亡」の危機

 習近平式「整風・整党」の茶番
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2014年年頭の決意

関西地方委員会
ネオ・ファシズムの嵐を打ち破り強固な労働者党の建設を

北海道地方委員会
反スタ運動の〈原点〉にたち返り真の前衛党建設に邁進せん

九州地方委員会
組織建設を基礎に反ファシズム統一戦線を創造せよ


自治体労働者委員会
公務員労組破壊攻撃を打ち破り安倍政権打倒の戦列を築け

交通運輸労働者委員会
大リストラ攻撃をはね返し党組織建設の前進を!

重工業労働者委員会
先輩同志の闘いの教訓に学び革命的ケルンを建設せよ

マスコミ労働者委員会
労組共同行動を基礎に反ファシズム統一戦線の構築を

中小企業労働者委員会
安倍政権による労働諸法制の大改悪をうち砕こう!
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辺野古新基地建設を断固阻止せよ

県知事仲井真の埋立て承認弾劾

今こそ<反安保>の旗高く前進せよ

沖縄県委員会

 沖縄県知事・仲井真は、昨年十二月二十七日、実に許しがたいことに安倍政権の辺野古埋め立て申請を承認した。安倍政権はただちに「知事のご英断に感謝申しあげたい」と述べ、オバマ政権も「知事の決断を歓迎する」との米国防長官声明を発表した。オバマ政権に尻をたたかれた安倍政権は欺瞞的な「沖縄振興策」や「基地負担軽減策」をエサについに県知事・仲井真から辺野古公有水面埋め立て申請の承認をとりつけたのだ。安倍政権のシナリオにもとづく仲井真のこの辺野古埋め立ての承認をわれわれは満腔の怒りをもって弾劾する! そしてわれわれは安倍政権による辺野古埋め立てのゴリ押しを弾劾する!
 安倍政権との二人三脚による、「普天間基地の県外移設」という「公約」さえも投げ捨てた仲井真のあからさまな「大裏切り」に、いま沖縄の労働者・人民の怒りが爆発している。二十七日当日、怒りに燃える労働者・人民二〇〇〇余が県庁を包囲し、県庁ロビーを占拠しつつ仲井真のこの埋め立て承認を弾劾したたかいぬいた。たとえ知事・仲井真が承認しようとも、わが沖縄の労働者・人民は辺野古沿岸部の埋め立てを決して許さない。安倍政権による辺野古埋め立てを実力で阻止し、新基地建設を粉砕するためにわれわれは総決起するであろう!

以下見出し
安倍政権のシナリオにもとづく仲井真の「承認」の演出

政府・自民党の埋め立てゴリ押しを許すな!

ネオ・ファシスト安倍政権打倒へ進撃せよ
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12・27 辺野古新基地建設阻止! 靖国参拝弾劾!
 全学連が防衛省に緊急抗議
 昨二〇一三年十二月二十七日、首都圏の全学連のたたかう学生たちは、「辺野古新基地建設絶対阻止!」「首相・安倍の靖国参拝弾劾!」を掲げ、防衛省にたいする緊急抗議闘争に起ちあがった。 
沖縄県庁座り込み闘争をたたかう沖縄人民と連帯し、安保破棄を掲げて決起した首都圏の学生
(13年12月27日、防衛省前)
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県知事仲井真の埋立て承認弾劾
 労・学・市民が連日県庁包囲 12・25〜28沖縄
 昨年十二月二十七日、オバマ政権から尻をたたかれた安倍政権はついに沖縄県知事・仲井真から辺野古沿岸の「公有水面埋め立て申請」の承認をとりつけた。辺野古新基地建設に反対する圧倒的多数の労働者・学生・市民の声を踏みにじって強行された安倍政権の暴挙にたいしていま沖縄では労働者・人民の怒りが大爆発している。
十二時五十分、包囲行動をたたかった労働者・人民は再び県庁前に集結する。主催者が「いまから県庁ロビーで座り込み行動をやろう!」と呼びかける。「ヨシ、やるぞ!」労働者・人民が県庁舎へとなだれこんで座りこむ。一階ロビーは一〇〇〇人もの労働者・学生・市民で埋めつくされた。

県庁に突入し怒りの声をあげる1000人の労働者・学生・市民
(12・27、県庁ロビー)
1500人余が県庁包囲行動に決起
(12・25、県庁前広場)
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