新世紀
The Communist 203

2003年3月
定価(本体1200円+税)
革共同 革マル派 機関誌(隔月刊)
発行所 解放社
発売元 有限会社  KK書房




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「新しい帝国」を呼号するヤンキー
帝国主義の暴虐をうち砕け!
   ーー民族排外主義の嵐に抗して「イラク侵略阻止」の奔流をーー    
在日朝鮮人民同胞に訴える!
「日本人拉致問題」を利用した反朝鮮の排外主義の嵐に抗して闘おう
                  日本革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派
                                            朝鮮語訳
“戦争狂”の新たな世界軍事支配戦略  
           
 夏羽成臣

<イラク侵略戦争への日本の参戦を許すな!>

参戦のための有事法「修正案」  砂野寛征
〇二年版『防衛白書』の犯罪性  平尾謙        


マルクス主義的SF卓上大活劇
ジハード元年のマルクス
●漫画 零於成堂田貧知『戦争乃家 最後の蛮惨之画』
     


プーチン政権のチェチェン弾圧弾劾!
  ――モスクワでの毒ガスを使った人民大虐殺を許すな―― 
  
  寒田遥
ソ連崩壊前夜の老いたる石堂清倫           真鍋一 
 ポドシチェコルジンの思い出    小川三四郎

歴史存在論からの決裂
  ――轟進治・峰里大雪論文に学んだこと――
  黒伏洋道
認識論の存在論的展開の克服とは?
  ――『革命的マルクス主義とは何か?』の改訳について――
  加治川三太郎 
   
 
   ◆ 国際・国内の階級情勢と革命的左翼の闘い(2002年10月〜11月)



 「おれたちが正義だ。戦うぞ。徹底的にぶちのめせ。戦い終われば勝利の歌だ.邪悪な奴らをやっつけて――乾杯だ。」こんな好戦的な歌が<9・11事件>以後のアメリカで大ヒットしているという。 アメリカにたてつく者をすべて「悪魔=テロリスト」と断じ・その絶滅戦=「非対称的戦争」に狂奔しているブッシュ政権、 彼らが国民の洗脳に躍起になっている様が伝わってくるではないか。この戦争狂が信奉しているのは、 おぞましいほどのキリスト教原理主義である。
 イラク軍事攻撃を構えているブッシュは、 年明けの1月2日に「(フセインの)報いの日が近づいている」と叫んだ。「day of reckoning」とは「最後の審判(Judgement Day)」と同じ意味である。 「反テロ戦争」を「十字軍」と意義づけたのと同様に 彼は、 アメリカを「神の国」 に祭り上げ 全世界をアメリカナイゼーションしていくための蛮行を「神の思し召し」と聖化しているのだ。
 ヤンキー帝国は、 アメリカ式「自由と民主主義」を身にまとい、 中・露・日・欧諸国の総計をも上回る軍事費に示されるスーパー軍事力で軍事的新植民地主義の猛威をふるっている。だが、 その胎内は毒々しい国家独占資本主義的腐朽に蝕まれ、 最底辺では人種差別と貧困にあえぐ労働者・人民の怨嗟の声が渦巻いている。この悲喜劇こそ、現代スターリン主義の劇的な自己崩壊がもたらした帰結いがいの何ものでもない。ムスリム戦士が敢行した反米のジハード自爆攻撃は、 一超帝国の終わりの始まりを高らかに告げ知らせた。
 今こそ、 イラク侵略戦争阻止・日本の参戦阻止の巨大な闘いを! 全世界にマルクス思想の雷鳴を轟かせよ。

 
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