『新世紀』 The Communist 第180号
1999年5月 定価(本体1200円+税)
日本革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派 機関誌(隔月刊)
『共産主義者』改題
発行所 解放社
発売元 有限会社 KK書房
今九九春闘。まさに闘いの時を迎えながら、日本労働運動は何ひとつ闘いの火の手をあげることができないほど無力な惨状にたたきこまれているではないか! 今こそ、声を大にして問うべきだ。<闘う春闘>の再構築を! そして、そのための方向は何か? 本特集は、その道を明瞭にしめすであろう。
第1部
「救国」産報運動を打ち破れ
危機突破に狂奔する政府・独占資本の大攻勢と日本労働運動の危機
−−中央労働者組織委員会
「救国」産報運動への変質を突き破り九九春闘の高揚をかちとれ
−−中央労働者組織委員会
「春闘改革」の名による春闘の破壊 −− 五力田 得丸
第2部
春闘はいかに葬送されたか−−変質・その歴史
60年代後半〜70年代
総評民同型労働運動の破産と”JC主導春闘”への転回 −− 坂巻 豪
70年代
公労協スト権奪還闘争の空前の高揚と挫折 −− 吉田 忠雄
80年代
労働運動の今日版「産業報国」運動への変質と総評の終焉 −−椎谷 高志
第3部
「連合」と「全労連」の反労働者的イデオロギー
「非営利組織・市民公益運動としての労働組合」論の反階級性
今日版「産業報国会」のエセ市民主義的粉飾 −− 笠置 高男
日共式「保守層との共同」路線にもとづく春闘の歪曲
「全労連」の九九国民春闘方針の犯罪性 −− 白嶺 聖
【『新世紀』発刊に寄せて】
「革命の第二世紀」を切り開く革命的マルクス主義の創造的展開を!
日本革命的共産主義者同盟 全国委員会議長 植田琢磨
”日本沈没”の危機に震撼される<円>帝国主義 −− 守門勘九郎
◆漫画「日本腐陳空母沈没之図」
◆年表−1998年の内外情勢と革命的左翼の闘い
◆『共産主義者』第171号〜第180号 総目次