スンナ派武装勢力に率いられた民衆は、いま、スンナ派三角地帯の要都ファルージャを拠点として、米占領軍の包囲を内と外から打ち破る闘いを果敢に・かつ激烈にくりひろげている。これと呼応して、若き宗教指導者ムクタダ・サドルの率いる民兵組織マハディを先頭にシーア派民衆は、イラク南部全域において反米反占領の武装闘争のうねりを巻き起こしている。米軍の重包囲を突破して聖都カルバラに入ったサドルは、シーア派の大祭典アルバイーン開催の前日に、アメリカの軍事占領を最後的に打ち破る蜂起に決起すべきことを熱烈に訴える檄をとばした(四月十日)。イラク人民はまさにいま、シーア派・スンナ派両派の結束のもとに、反米反占領の闘いを革命的人民蜂起へとおしあげようとしている。
ついに開始されたムスリム人民蜂起のうねりに直撃された米占領軍は、ファルージャ蜂起とサドル派蜂起とを軍事的に鎮圧するための「二正面作戦」をくりひろげてきたものの、アルバイーンを目前にしてファルージャでの「一時停戦」を申しこまざるをえなくなった。ヤンキー帝国主義のイラク軍事占領支配は、もはや完全に破産した。
まさにこうした情勢のただなかで、日本人反戦活動家・ボランティア・フリーカメラマンの三名の人質事件が惹き起こされた。「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」と名のるグループから「三日以内に自衛隊を撤退せよ」とつきつけられた小泉政権は、ラムズフェルドやチェイニーらアメリカ権力者の激励≠受けながら、「絶対に撤兵しない」と傲然とつっぱねている。
ほうはいと巻き起こった「即時撤兵」の声を、家族の悲痛な訴えをも踏みにじってはばからないこの極悪政権にたいして、今や「退陣」を迫る声が日本全土にとどろいている。――まさにこのゆえに小泉政権は「サラヤ・アル・ムジャヒディン」グループの第二声明(「人質解放」声明)をわが革マル派の「文章と似ている」などという許しがたいフレームアップ攻撃にのりだしているのだ。
すべての労働者・学生諸君! 日本国軍を米軍と合流させ、たたかうムスリム人民掃討戦へと駆りたてる小泉政権を断じて許すな! 今こそわれわれは、蜂起したイラク人民と連帯し、アメリカ帝国主義のイラク占領支配反対の闘いの一大高揚をかちとろうではないか。この闘いの爆発によって小泉ネオ・ファシスト政権を打倒せよ!
ムスリム人民蜂起とイラク占領の泥沼化
反米反占領の一斉蜂起にたちあがったムスリム人民は、これへの恐怖と焦りに駆られて軍事的殲滅戦にうってでた米占領軍にたいして、不屈にたたかっている。サダム軍残党・ムジャヒディンに牽引されたファルージャ民衆の蜂起は、米占領軍に甚大な打撃を与え、全ムスリム人民を鼓舞している。現にいま、バグダッドをはじめとしてイラク各地で、「ファルージャを救え!」を合い言葉として、米軍による包囲殲滅戦にさらされながらも不屈に抵抗を続けているファルージャのスンナ派系住民たちを励まし、医薬品や食糧をおくりとどける運動が、シーア派・スンナ派の垣根をこえて広汎に広がっている。
このムスリム人民の闘いのまえに米占領軍は頭をたれ、ファルージャでの「一時停戦」とその「延長」を申しこまざるをえなくなった(四月十日)。どうあがいてもファルージャ人民を鎮圧しえないのみならず、シーア派の大祭典アルバイーン(四月十一日から開催)がさし迫ったことのゆえに、米占領軍は、もはや「二正面作戦」を維持しえない窮地に追いこまれたのだ。これこそは、米占領軍の軍事的敗北(四月初め以来の米軍および「友邦同盟」諸国軍の死者は七十名を越えた)の証しであるのみならず、ブッシュ政権の政治的敗北=イラク軍事占領の全面的破産を象徴する事態にほかならない。
米民間軍事会社要員四名を血祭りにあげたファルージャ住民の決起(三月三十一日)にたいして、ブッシュ政権・米占領軍は、狂気じみた復讐心≠ノかられて凄惨なジェノサイド攻撃をかけてきた。都市を包囲しライフラインを遮断したうえで、空爆をしかけクラスター爆弾を雨あられと投下し、老人・女性・子供も含めて無差別に住民を殺りくした。礼拝に集まった人びともろともにモスクにミサイルをぶちこみ爆破した。病院関係者が確認できたかぎりでも四月九日の時点で死者は五〇〇名近くにも達した。まさに米軍版「ゲルニカ」とも言うべき狂気の無差別爆撃のあまりのひどさのゆえに、アメリカ傀儡のイラク統治評議会のなかからさえも「抗議の辞任」をする者が続出したほどなのだ。
そもそも、ブッシュ政権がファルージャへの攻撃の理由にあげている三月三十一日の事態は、「米民間人への凄惨なリンチ」などというものではまったくない。ファルージャの民衆によって黒こげにされ鉄橋に吊るされた四人は、ブラックウォーター・セキュリティー・コンサルティングという民間軍事会社(PMC)に雇われたシールズ(米海軍特殊部隊)などの元隊員たちであり、CIAやDIA(米軍諜報部)から破格の報酬をうけて数々の謀略工作に手を染めてきた正真正銘の謀略部隊要員いがいのなにものでもない。こうした徒輩のあいつぐ摘発によって3・2シーア派信徒大虐殺事件の謀略性が歴然と明るみにだされてきたからこそ、焦燥感を募らせたブッシュ政権は、目を血走らせて「報復」のジェノサイドにうってでたのだ。
このヤンキー帝国主義の暴虐のゆえに、ムスリム人民の憤激と憎悪は沸点に達している。人民蜂起の気運がいよいよ高まっている。
マハディ軍団を中核とするサドル派の武装勢力は、中部ナジャフとクートから連合軍を駆逐するという成果を収め、これをバネとしてイラク南部全域において米英占領軍との攻防戦をくりひろげている。彼らは、イラク内外の信徒数百万人がカルバラに結集するシーア派の最大の宗教行事アルバイーンを舞台として、この祭典じたいを「十字軍の占領」からの解放をかちとる人民蜂起へとおしあげようと追求している(4・10カルバラでのムクタダ・サドルの声明)。
このかんサドル派は、連合軍暫定当局(CPA)によるサドル派の週刊紙発禁処分(2・10イスカンダリアの警察署爆破が実は米軍のミサイル攻撃によるものだったことを暴きだしたことなどへの報復的弾圧)に抗議するとともに、逮捕拘束されたサドル師の側近の解放を求めて、大衆的抗議行動を波状的にくりひろげてきた。
バグダッドのCPA本部を包囲し、バスラの州知事公舎を占拠するというように闘いを拡大してきた彼らは、ナジャフでのデモにたいするスペイン軍の発砲を契機として、平和的デモンストレーションから、連合軍にたいする武力的抵抗へと闘争形態をおしあげた。ナシーリア、アマラ、バスラなど中南部の諸都市においていっせいに連合軍との戦闘をくりひろげた。焦りにかられたブッシュが「ならず者サドルを逮捕する」とわめき、バグダッドのサドル派の事務所を戦車や武装ヘリで急襲したことに抗して、サドル師は「米軍の即時撤退」を求め「徹底抗戦」を呼びかけ、たたかいつづけている。
シーア派の最高権威である大アヤトラ・シスターニ師の「説得工作」をも拒絶して闘いを続行しているサドル派は、ムスリム民衆の反米感情の高まりを背景にして、シスターニ師の「熟柿作戦」にあきたらない部分や、さらにはスンナ派信徒からも共感を急速に集め、勢力を拡大しつつある。
こうして人民蜂起が開始されつつある情況のもとで、イブラヒム(サダム政権NO2)を新たな頭目としたサダム軍残党や、これと連携しているスンナ派部族武装勢力・ムジャヒディンは、アメリカならびにその「友邦同盟」諸国のイラク滞在民間人を「人質」にとる作戦にうってでている。「友邦同盟」諸国にイラク撤兵を迫り・それらの国内での派兵反対運動を煽ることを目的として、またファルージャからの米占領軍の撤退を迫ることを目的として、この「人質」作戦が展開されている。スペインの親米ファシスト・アスナール政権の倒壊=サパテロ社会労働党政権の成立とイラク撤兵の意志表示、これをインパクトとして「友邦同盟」諸国内においてイラク撤兵を要求する気運が盛りあがっていることを見てとったがゆえに、彼らはこうした新たな作戦を練りあげ実行しはじめたのである。
「人質問題」で再びブッシュに強姦された「男妾」コイズミ
「サラヤ・アル・ムジャヒディン」を名のるグループが、日本人三名(郡山さん、今井さん、高遠さん)を「人質」にとったことを示す映像とともに、日本政府が三日間以内に自衛隊を撤退しなければ人質を焼き殺す、という声明を、カタールの衛星放送アルジャジーラをつうじて発表した(四月八日)。日本時間十一日未明にこのグループは、スンナ派のイスラム・ウラマー(聖職者)協会の説得に応じて、三名を二十四時間以内に解放する、という声明を、再びアルジャジーラをつうじて発表した。〔この後者の声明は、小泉の「冷酷で傲慢」な対応を非難するとともに、政府とは区別して「日本国民」に向けて自衛隊の撤退を要求する、という形式がとられている。〕
このグループがつきつけた「自衛隊撤退」の要求にたいして、首相・小泉は、「卑劣なテロリストの脅しには断じて屈しない」「自衛隊は絶対に撤退しない」と傲然と言い放った(八日)。その直後、米国防長官ラムズフェルドはいかにも満足げなニヤケ笑顔で「それは正しい判断だ。歓迎する」と賛辞≠送った。四月十日に来日した米副大統領チェイニーも、――おそらくは米軍特殊部隊による武装集団急襲・人質救出作戦計画≠フ手土産≠もたずさえて――小泉の「決断」を誉めたたえ激励した。アメリカ権力者どもは、ハーケンクロイツ同盟の一員たるにふさわしい「テロリスト」への対応・対処を、小泉に押しこんだのだ。
いっせいに開始されたムスリム人民蜂起のゆえに、ブッシュ帝国のイラク占領支配は完全に破産した。それゆえにまた、ウクライナはすでに撤兵を決定し、スペインのサパテロ次期政権は六月末の駐留期限内に撤兵するという意志を固め、イタリアのネオ・ファシスト=ベルルスコーニ政権すらも国内での反対運動の高揚に見舞われて動揺しはじめている。こうして「友邦同盟」諸国がわれ先に泥沼化したイラクから逃げ出しはじめたことに、ブッシュ政権は焦り狂っている。この「友邦同盟」のなだれうつ崩壊を食い止めるために、ブッシュ政権はなによりも忠犬コイズミのひと吠え≠必要としたのだ。
それだけではない。三月から四月初めにかけて米軍死傷者がまたぞろ増大していることにさいなまれているヤンキー帝国主義権力者からするならば、「治安の悪化」を理由にして宿営地に完全に亀の子になって閉じこもっている自衛隊のブザマな姿は、なんとも我慢がならない。ハーケンクロイツ同盟の一員たる日本国の軍隊の名にふさわしく、宿営地からうって出て、CPAの統治に歯向かう野蛮なゲリラ勢力に向けてわが米軍とともに銃を撃て!=\―まさにこのように小泉に押しこむためにこそ、チェイニーが来日したのである。
こうしたアメリカ権力者の腹の内を嗅ぎとっているがゆえに、小泉は、「人質」事件を契機として国内では自衛隊撤兵を要求する労働者・人民の声と闘いが高まっているにもかかわらず、これを踏みにじって日本国軍の米占領軍との一体化を一段とおしすすめることに踏みだしている。このゆえにこの極反動政権は、「人質」事件をみずからのイニシアチブで解決≠キるなんらの手だても案出しえず、対応不能をさらけだしている。ブッシュ政権に一切ゲタをあずける不様さをさらしているのだ。
〔この日本人「人質」事件は、サダム軍残党・スンナ派部族武装勢力が「友邦同盟」切り崩しのための揺さぶり戦術として「人質」作戦をとりだした渦中において惹き起こされた。とはいえ、疑惑も多い。
自衛隊派遣に反対していた三人のメンバーを意図的に選び、しかもイスラームの教義に反する女性の誘拐が強行されたこと自体が異常である。このことひとつをとっても、他の外国人人質事件とは異質なのである。
そもそも、「サラヤ・アル・ムジャヒディン」を名のるこのグループは、アルジャジーラのアナウンサーが言明しているように、イラク国内においても国外においてもまったく知られていない。当初の「声明」は、イスラム暦ではなく西暦を使うというように、イスラム色がきわめて薄い。第二「声明」も、イスラム暦と西暦を併用しているが両者の間に不一致があり、また組織名じたいの表記も第一声明では「イラクの……」とついているのに、これにはない。第一声明にはない「ヒロシマ、ナガサキ」に言及されているが、アラビア語表記のそれを日本語に直訳すると「ホロシマ、ナザキ」となってしまう。これらに見られるうさんくささにくわえて、日本国軍の実戦参戦を迫ったチェイニー来日の直前にピシャリとタイミングを合わせて事件が惹き起こされたことからして、CIA関与の疑惑もあるといえる。〕
命運つきたブッシュ政権
シーア派・スンナ派両者の結束にもとづくムスリム人民蜂起のゆえに、ブッシュ政権が掲げてきた「六月末までのイラク人への主権移譲」などというプランは完全に破綻しつくした。ブッシュが「主権移譲」の母胎≠ニしようとしてきたIIAさえもが、いまや空中分解を開始している。
「主権移譲」策を逆手にとってのシーア派主導の反米政権の樹立を恐れているがゆえに、ブッシュ政権は、シーア派とスンナ派の間の宗派的対立をかきたて、シーア派の力をそぐことを目的として、アシュラ祭におけるシーア派信徒大量爆殺の謀略(三月二日)を仕組んだ。このブッシュ政権の工作にもかかわらず、シーア派・スンナ派の両派指導者は、事件の謀略性を的確に見抜き、反米・反占領闘争における提携をいっそう強めた。この3・2謀略によって完全に墓穴を掘ったブッシュ政権は焦りにかられつつ、「ベトナム戦争の英雄」(民主党の大統領候補ケリー)の向こうを張ってみずからを「対テロ戦争の英雄」としておしだすために、「アルカーイダの国際テロ」にみせかけることを狙ってスペインの列車爆破の謀略(3・11)
を仕組んだ。だが、これもまた、アスナール政権の倒壊、社会労働党の次期首相・サパテロによるイラクからの撤退の意志表明を招く、というかたちで完全に裏目に出たのだ。
〔この列車爆破事件の「犯人グループ」と決めつけた「モロッコ解放戦線」のアジトをスペイン治安部隊が急襲し、「自爆」したはずの部屋から大量の爆薬と起爆装置という「証拠品」を押収した、と発表したのは、あまりにミエミエな、謀略を隠蔽するための謀略にほかならない。〕
3・2や3・11をはじめとするアメリカ帝国主義の数々の謀略をわが同盟が敢然と暴きだしてきただけではない。イラク人民じしんが、アーミリヤにおいて、モスクと警察署の爆破工作を実行中のアメリカ人CIA要員をとりおさえたように、破綻した占領統治をとりつくろうための米軍(およびこれにつらなるPMC=「民間会社」のかたちをとった謀略部隊)による謀略的工作の実態をつかみ暴きだしている。
しかも今、アメリカ国内では、「大量破壊兵器保有疑惑」のねつ造工作の実態暴露にひきつづいて、ブッシュが今や唯一の頼みの綱としている「テロとたたかってきた大統領」という看板≠ひっぺがすことを狙って、9・11の直前の時点でブッシュ政権はアルカーイダのテロに無警戒無対応であった≠アとを浮き彫りにする暴露が、東部エスタブリッシュメントの手によっていっせいに開始されている(元テロ対策担当大統領補佐官リチャード・クラークの証言など)。
イラク占領の泥沼化は、同時に、経済的には膨大な財政負担のふくれあがりをもたらしている。双子の赤字がますます増大しているだけではない。石油価格の高騰にも直撃されて、「ジョブレス・リカバリー(雇用なき景気回復)」ならぬ「ジョブロス・リカバリー(雇用そぎ落しの景気回復)」と言われているアメリカ経済が、いっそう悪化を遂げることは必至なのである。
これらの諸事態に促迫されて、ブッシュ政権の支持率は目に見えて急落している。このままでは大統領選挙での敗北が必至であるがゆえに、ブッシュはいよいよ焦燥感を募らせている。この窮地を脱するために、ブッシュ政権は謀略的手段をさらに駆使してでもイラク占領の崩壊的危機を強引にのりきろうと血眼になっているのだ。
「テロ根絶」に唱和する日共中央を弾劾して闘おう!
日本共産党の不破=志位指導部は、日本人三名を人質にした者たちを「卑劣」「野蛮」と口を極めてののしりながら、人質の命を救う≠スめに小泉政権に「自衛隊の即時撤退」をお願いしている。そもそも、現代版十字軍=アメリカ同盟軍の占領支配からのイラクの解放をめざしているムスリム人民の反米・反占領の闘いにたいして「野蛮なテロ」だの「荒廃のきわみ」だのと罵倒したうえで、「テロを根絶する」ためにも「国連中心の復興支援」という代案を対置しているのが日共中央なのだ。
現にいま、蜂起したイラク人民にたいする軍事的殲滅戦を強行しているブッシュ政権を全面的に支持し、日本国軍を米占領軍と一体化させている小泉政権にたいして、人質の人命尊重≠お願いしつつ「自衛隊撤退」を要請することが、いったい何の力になるというのか。よりよいテロ根絶策≠ネどという観点から「復興支援」=「民主化促進」という代案を対置することは、「テロとの戦い」などという小泉やブッシュの欺瞞的論法に労働者・人民がからめとられるのに棹さすことをしか意味しないではないか。日共中央は、米軍の占領支配へのイラク民衆の憤激にたいするこれっぽっちの共感もなければ、アメリカ帝国主義の残忍な侵略・占領にたいする労働者階級的な怒りもない。それは彼らが、帝国主義諸国権力者どもの「テロ根絶」のキャンペーンに資本主義的秩序∴ロ持派として唱和しているからであり、「自由と民主主義」のブルジョア的理念に骨の髄までおかされ、「非暴力」を絶対の尺度としてしまっているからなのである。
すべての労働者・市民・学生諸君! われわれは、「国連中心の復興支援」への転換を政府にお願いするにすぎない日共中央や、「人質解放のためには自衛隊撤退要求を棚上げする」「政府に全面協力する」(「テロリスト殲滅」のために協力する、ということだ!)などと申し出てさえいる民主党指導部の犯罪的対応を弾劾しつつ、アメリカ帝国主義のイラク占領反対・日本国軍の米占領軍との一体化弾劾の闘いをたたかいぬくのでなければならない。今こそ、人民蜂起を開始したムスリム人民と固く連帯し、アメリカ帝国主義のイラク占領支配に反対する闘いを、わが日本の地から高揚させ国際的に波及させるために奮闘しようではないか。
決起したイラク人民にたいする米軍のジェノサイド攻撃を許すな! 日本国軍隊がこの米軍と一体化してイラク人民に襲いかかるのを断じて許してはならない! ブッシュ政権に庇護されたミニ・ヒトラー=シャロン政権によるハマス指導者ヤシン師の虐殺と、パレスチナ軍事侵攻・人民虐殺を弾劾しよう! 断末魔のブッシュ政権が、「ブッシュの戦争」の「大義」をねつ造し「友邦同盟」諸国をこの戦争に駆り出すために仕組むであろう国際的な謀略テロを警戒し、その本質を暴きだしつつたたかおう。「自衛隊は絶対に撤退しない」とつっぱり、火だるまのブッシュとの心中の道を選んだ小泉政権を弾劾せよ。「テロ警戒」を口実とした戦時下の治安弾圧を許すな。わが革命的左翼へのフレームアップ攻撃を許すな! 緊急事態対処法の自公民での共同提案というエサにとびついた民主党を弾劾し、有事関連七法の今国会での制定を阻止しよう!
たたかうムスリム人民と連帯し、この日本の地において、イラク反戦・反安保・改憲阻止の闘いをおしすすめ、小泉ネオ・ファシスト政権を労学の実力で打倒しよう! すべてのたたかう労働者・学生は、 4・25反戦・反安保労学統一行動に決起せよ! |