「四野党共闘」の尻押し運動に歪曲する日共指導部をのりこえ
有事法の制定を労働者階級の総力で粉砕せよ!
米帝のイラク軍事攻撃を許すな!
日本の参戦反対! 憲法改悪反対!

      日本革命的共産主義者同盟・革マル派

福田・安倍らの日本核武装化発言を弾劾しよう!

 「STOP! 有事法制 6・16大集会」に全国から結集した労働者・学生・市民のみなさん!
 小泉内閣がおしすすめている有事法制定攻撃をうち砕くために決起した広範な労働者・学生・市民の闘いは、いま巨大なうねりを創りだしつつある。
 日増しに拡大し高揚する反対運動のこの盛り上がりに真っ向から挑戦するかのように、このかん小泉内閣の正・副官房長官は、「小型核兵器なら合憲」「大陸間弾道弾の保有も合憲」(安倍官房副長官、五月十三日・早稲田大学)、「集団的自衛権のあり方を研究してもよい」「核兵器を保有することもできる」(福田官房長官)などとぶちあげた。これこそまさに、憲法第九条も「非核三原則」もいまや公然と投げ捨てようとしている権力者どものドス黒い意図をむきだしにしたものにほかならない。われわれは、こうした「日本核武装化」策動を絶対に許してはならない。
 たしかにいま、小泉内閣は、こうした一連の「核保有合憲」発言や、自衛隊による情報公開請求者リストの作成および与党三党によるそのもみ消し工作の露呈などによって、政治的窮地に追いつめられている。
 だが警戒せよ! 小泉は「医療・郵政改革法案だけは成立させたい」などと称して、今国会会期の大幅な延長を策しているではないか。有事法案についても「最後まで審議を尽くす」などと言いながら、野党の「廃案」要求を蹴とばしているではないか。小泉は、有事法にはもともと賛成の自由党や民主党や「連合」労働貴族を「慎重審議」にまきこむことによって、再度「成立」へのレールにのせることを狙っているのだ。
 見よ! 「今国会での成立には反対、拙速審議反対」(「連合」笹森)、「穴だらけの現法案は廃案にして、時間をかけて法整備をはかる」(民主党・菅)などと称している「連合」指導部や民主党は、小泉の術策にからめとられ、すでに裏では小泉政権とのあいだで法案内容の修正とそのための腹合わせにうつつを抜かしているではないか。

「院内野党共闘」の尻押しに闘いを解消する既成指導部を許すな!

 だがそれにもかかわらず、社民党・共産党指導部は、能天気なことには継続審議となったのは野党の奮闘の結果などと押しだしている。「社民党や民主党の国会議員のみなさんに激励の拍手を」(!?)などとのたまっている社民党や平和フォーラムの一部の幹部たち。「有事法反対の一点で院内共同した成果」などと叫んでいる日本共産党指導部。このような既成指導部の言動は、「院内四野党共闘」の枠を維持するための議会内かけひきとその尻押しに、労働者・人民の闘いをおとしめるものではないか。いや、あくまでも有事法制定をなしとげようとして牙をむいている小泉政権の前で武装解除することを呼びかけるものではないか。
 労働者のみなさん! 労・学・市民の闘いを国会議員の応援団・「院内野党共闘」の尻押し部隊にまでおとしめている既成指導部の指導をのりこえてたたかおうではないか!

侵略戦争法の制定を阻止せよ!

 有事三法の核心をなす「武力攻撃事態法」なるものは、自衛隊の「武力行使」を合法化する法律であり、日本国家が侵略戦争を遂行するためにこそ日本の権力者は有事法を制定しようとしているのだ。まさにこれこそは、特定の国家または勢力が「日本」を武力攻撃する「恐れがある」「予測しうる」と日本権力者が認定したならば、自衛隊は先制的に武力を行使する、という日本権力者の国家的=階級的意志をむきだしにした武力行使宣言にほかならない。ここにいう「日本」とは、「我が国の施政権下」だけではなく「公海上の日本艦船も他国の在外日本公館も含まれる」(福田)と言う。しかも、「北朝鮮がノドンミサイルに燃料を注入したらこれは武力攻撃事態と予測される」(安倍)と言うのだ!
 そして、日本国首相がひとたび「武力攻撃事態」を宣言したならば、首相の一元的な統括の下に戦争を遂行するために、国家諸機関・地方自治体・指定公共機関のみならず、国民のすべては戦争に協力する責務を負うとされている。「人権や自由」が制限されることをも甘受して戦争に協力せよ、というわけなのだ。
 さらに、これに反対したり・抵抗したりする者は、国内の支配秩序を乱す反政府分子非国民とみなして自衛隊を動員して殲滅する、と言うのだ。実際、防衛庁長官の中谷は「反戦運動も、公共の福祉と安寧を乱す者」は弾圧すると公言しているではないか!

米帝のイラク侵略戦争への日本の参戦阻止!

 小泉政権は、昨秋いらい「テロ対策特措法」にもとづいて自衛隊艦船をインド洋・アラビア海に派遣し、アフガニスタン空爆を続けるアメリカ軍の「後方支援」をおこなってきている。ブッシュ政権は、アフガニスタン侵略戦争の泥沼化と「対テロ包囲網」のほころびに直面しながらも、「悪の枢軸」と烙印したイラク・イラン・北朝鮮とりわけフセインのイラクに対する軍事攻撃を虎視たんたんと狙っている。「大量破壊兵器を保持するイラクには先制攻撃が必要」とうそぶきながら。
 小泉政権は、ブッシュ政権の「対テロ戦争」の拡大と日本への協力要請を、まさに渡りに船とばかりに、このイラク侵略戦争にアメリカやイギリスと並ぶ一人前の帝国主義国家として本格的に参戦しようとしているのだ。そのためにこそ、日本帝国主義の小泉政権は戦争法(有事三法)の成立に突進しているのだ。

有事法制定に手を貸す「連合」労働貴族どもを許すな!

「連合」指導部は、上程されている有事三法案については「今国会で急いで成立させることには反対」という「見解」を表明してきた。海員組合、JR総連、私鉄総連、NHK労連、全国一般、日教組などを中心として、戦争法に危機感をもって起ちあがった広範な下部組合員の突きあげをうけて、しぶしぶ「拙速審議反対」と言わざるをえなくなったのだ。だが「連合」指導部はあくまでも「急ぎすぎ」に反対しているにすぎない。
 彼らは、「日本への武力侵略」に対処するために「法整備は基本的に必要」などと、有事法の制定それ自体には賛成しているのだ。長期・深刻な経済危機からの脱出を軍事生産の一挙的拡大によってはかろうとしている造船重機、鉄鋼、電機などの巨大独占体、これらの軍需独占体の意を体現して、有事法の制定にも諸手をあげて賛成しているのが、造船重機労連などを先頭にした民間巨大産別の労働貴族なのだ。
 このような右派労働貴族どもに牽引されて、有事法制定に労働組合として「基本的に」賛成するという態度を公然とうちだしたのが、「連合」笹森執行部なのだ。戦争翼賛勢力と化した「連合」指導部を弾劾せよ!

「自衛のための代案」づくりに腐心する日共指導部の 犯罪性 

 日本共産党の不破・志位指導部やこれに従属している「全労連」の日共系労組指導部はどうか。彼らは、「有事法は日本国民を米軍の戦争に強制動員する」ものであり「アメリカの戦争への協力法」(志位)だから「反対」と言っているにすぎない。
 日本がアメリカの戦争への協力を強制されるから悪い、「日本国民の防衛」にならないから反対とでもいうような彼らの主張は、同時に・その裏側では、日本国民を真に防衛する「自衛のための戦争」(しかも自衛隊を「活用」したそれ)はよいと言っているにひとしいのだ。代々木官僚の筆坂はいみじくも言ったではないか。「日本が攻められたら、罰則規定などなくとも私たち国民は立ちあがりますよ」と。
 現存国家のブルジョア的階級性を不問に付しているがゆえに、政府権力者やブルジョア・マスコミがたれ流す「自国の防衛」論議に完全に巻きこまれているのが彼らなのだ。あまつさえ、「国民を敵視する自衛隊に有事法の運用は任せられません〔オー!?〕」などと「自衛のための代案」づくりに腐心している彼ら――これほど犯罪的なことはまたとあるであろうか。

「有事法制定阻止」の共同行動をさらに発展させよう!

 陸・海・空・港湾労組20団体が中心となり、既成ナショナルセンターの枠を越えて多数の労働組合が、さまざまの市民団体や早大や国学院大を先頭とした首都圏九大学自治会などとともに、「有事法制定反対」を一致点として一大共同行動に起ちあがっている。「連合」傘下の労働組合の内部でたたかっている仲間たちもまた、「連合」指導部や諸単産指導部の分断と抑圧に抗して、「20労組」が呼びかけた共同行動をさらにおし拡げるために奮闘してきた。
 すべてのたたかう労働者は、有事法制定の攻撃をうち砕くために、既成指導部の闘争歪曲とセクト主義的分断をのりこえ、諸労働組合の共同行動をさらに戦闘的に発展させようではないか。

小泉自民党政府の打倒をめざして闘おう! 

 すべての労働者・学生・市民のみなさん! 
 有事法制定阻止の闘いを、6・16の一大共同行動をステップにして、労働組合の内部から、そしてすべての学園、地域から、さらにおし拡げていこう。「継続審議」の報道に浮かれて武装解除のススメをおこなう既成指導部をのりこえ、闘争態勢をさらに強化しようではないか。
 それだけではなく、アメリカ帝国主義ブッシュ政権の「テロ撲滅」を名分とした「非対称的戦争」がもたらしている全世界の戦争的危機を、断固として突破するためにたたかおうではないか。
〈ブッシュのアフガニスタン侵略反対! シャロンのパレスチナ人民虐殺弾劾! 米帝のイラク侵略阻止!〉の闘いと一体のものとして、われわれはたたかうのでなくてはならない。
 公安調査庁のスパイ・宮崎に組織丸ごと抱きかかえられた権力の走狗としての素性をおし隠し・延命するためにのみ「百万人署名運動」などと称して市民づらを装っている中核派の蠢きを粉砕せよ!
 すべての労働者・学生・市民のみなさん!〈有事法=侵略戦争法の制定阻止! 安保粉砕! 小泉自民党政府打倒!〉のために、ともにたたかいぬこう。 〔6月16日〕             
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