新世紀
The Communist 201

2002年11月
定価(本体1200円+税)

革共同 革マル派 機関誌(隔月刊)
発行所 解放社
発売元 有限会社  KK書房


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 <特集> 9・11事件一周年    
 不屈に闘うイスラーム人民と連帯し
 「対テロ戦争」の世界的拡大を阻止せよ!

   ――第四十回国際反戦中央集会基調報告――
 
     逆瀬川進
Overseas Appeal for the 40th International Antiwar Assembly in Japan
 
Messages from Foreign Friends to the 40th International Antiwar Assembly           

<ドル体制>の現実的終焉の始まり

――「アメリカ型資本主義」の限界露呈と世界経済の危機――
  河原田久

「機械技術文明」崩壊の号砲
―日野啓三の<9・11事件>論――
  大江山健八

アルゼンチンの革命的動乱

――暴虐に抗して闘う労働者・人民と連帯してたたかおう!――  
  丹後夏子        

 
 <アルゼンチン・トロツキストからの手紙>
 
アルゼンチンにおける現段階の革命闘争  
       

 全世界の健全なる国際主義的トロツキス
 
への呼びかけ
 
  原則的トロツキスト組織委員会
  
(第四インター)ほか
 

住基ネットの強権的運用を許すな!
  ――「国民総監視=総管理」体制の構築を阻止せよ――      
 
 山原祐 
 
蝸牛の歩みの断片
――日本反スターリン主義運動の創成期前後の
      
わずかな体験の記憶―― 
  吉川文夫

ケインズ経済学への讃歌
 

  鵜沢謙司

     
 
   ◆ 国際・国内の階級情勢と革命的左翼の闘い(2002年6月〜02年7月)




 「わが国はなぜ嫌われるのか」−9.11事件一周年にさいしてアメリカで開催されたシンポジウムのテーマである。 世界中の憧れの的であったは ずなのに、という悔やみをバネに、 リベラル派の論客がカンカンガクガクの議論。だが、最も誠実な訴えでさえ、「イスラム急進派より以上に魅力的な人類文明のビジョンを示せ」 という程度でしかない。 不正会計による企業業績の水増しと株価つり上げ操作――このイカサマ資本主義の尻ぬぐい もできないアメリカに、 どんなビジョンを示せというのか。
  9・11に殉職した消防士たちが、 同胞を救うために身を挺した 「英雄」 としてことさらに賛美される。遺族には25万ドルが支払われた。 アフガニスタンで戦死した米兵の遺族が抗議する。彼らこそ「英雄」 なのに、な ぜ25万ドルを支給されないのか、と。ゲーム感覚で敵を惨殺する米兵は、 消防士のようには尊敬されない。 そもそも、「負けるはずのない」米兵の死 は宣伝されてはならないのだ。 愛国心も献身性もすべてドルで評価され、 国家に命を捧げる兵士が闇に葬られる社会。 アメリカ人にとっても、 それはとうてい 「魅力的」 ではありえまい。
 「車椅子の友人を見殺しにできない」と姉に電話で言い残してWTCビルで死んだ会社員、その姉がブッシュを弾劾した。「弟を英雄にするな。人を救うために犠牲になった者の名をかたって戦争をするな」 と。経済的崩壊とモラル・ハザードのすさまじさに比べればまだ緩やかだ とはいえアメリカ労働者階級の覚醒は着実に進んでいる わが反戦闘争 の息吹きを、さらに世界に伝えよう!

 
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